根岸火工 有限会社

昭和5年(1930年)、埼玉県秩父郡皆野町で創業。
火薬の原料となる硝石の製造が盛んだったことから花火作りの文化が根付く秩父地方で花火の製造・打ち揚げを続け来ている花火業界のひとつである。
また秩父地方は、大小を含め年間400もの祭礼や行事が行われていることから、信号雷や夜花火の打ち揚げの機会も多く、その担当を受け持つ件数も数多である。
日本三大曳山祭に数えられる「秩父夜祭」において花火を担当する業者のひとつでもある。

また、秩父市吉田の「龍勢祭」にて龍勢の製造を行う各流派が集う講習会での技術講習を担当する他、小鹿野町の倉尾神社の祭礼で行われる「長旗付き煙火」の製造・打ち揚げを担当するなど、秩父地方に伝わる煙火の文化の伝承を担う役割も果たしている。

代表作は「八重芯錦冠散花」であり、日本の花火の伝統技術である八重芯と、垂れ下がりが美しい錦冠へのこだわりを持っている。
この他にも2尺玉や昼花火に定評がある。
また盆の大きさも特徴であり、非常にダイナミックな大輪の花が、祭り囃子轟く秩父の祭りの夜空を華々しく彩っている。
会社名 根岸火工 有限会社
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